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企業インタビュー 次世代リーダーへのメッセージ

2011年10月11日掲載

クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社

世界中の患者様に1日でも早く新薬を

臨床開発事業本部 副事業本部長
バイス プレジデント
品川丈太郎

大学病院などで医師としての勤務を経て、製薬メーカーにてメディカルドクターとして従事。2010年より現職。

臨床開発事業本部 副事業本部長 バイス プレジデント 品川丈太郎

患者さんが必要とする医薬品を、一日も早く届ける

患者さんが必要とする医薬品を、一日も早く届ける
リクルートエージェント(以下RA):
現在の日本の医薬品業界が未来に目指すべき姿を教えてください
クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社 品川(以下 品川):
医療業界において何よりも大切に考えるべきは、間違いなく患者さんのこと。しかし実際には「海外で使える薬が日本では使えない」というドラッグ・ラグにより、患者さんのニーズを満たす薬が市場に十分流通していると言うには程遠い現状があります。
我々はなんとか、こんな状況を打開していきたい。
ドラッグ・ラグの解消、つまりは「患者さんが必要とする医薬品を、1日も早く患者さんのもとに届ける」ことができる社会を日本で実現することが急務である考えています。
RA:
その姿に向かって、日本の医療業界に必要なものは何ですか?
品川:
「グローバリゼーション」というキーワードに、大きなヒントがあります。
例えば、対象となる患者さんがごく少数の難病に対する薬の安全性を、どうやって検証していくべきか。これには、日本だけに留まらず、世界中から広く患者さんを集めることで、より早くより確実に検証していく、あるいは、海外市場では既に認められ、一定の評価を得ている薬を日本に導入し展開するといった手だてが必要となります。また、海外の製薬メーカーが日本に進出する際に、いかにして営業ノウハウを確立していけばよいのか。こちらに対しては、日本をはじめ世界各国の市場を熟知した第三者の支援が不可欠です。
グローバルにソリューションを提供しうる我々のような存在にしか、これらの役割を担うことはできません。私たちに課せられた責任感は非常に大きいものだと感じています。
RA:
具体的に御社はどのようなビジネスを展開し、その世界観を実現しようとされているのですか?
品川:
私たちは「For The Patient(患者さんのために)」をポリシーに、少しでも早く、そして1人でも多くの患者さんに必要な医薬品をお届けできるよう、様々なビジネスを展開しています。具体的には、製薬メーカーを様々な角度から支援できるよう「クリニカル(臨床開発)」「コマーシャル(営業・マーケティング)」「コンサルティング」「キャピタル(投資)」といった事業をグローバルで展開しています。
尚、近年、日本市場においては特に、医薬品の情報提供を担う「MR活動」に対する支援を製薬メーカーからご依頼いただくケースが増えてきている印象です。これも、日本の製薬市場を熟知したクインタイルズの認知が国内外の製薬メーカーの間で広がってきたということの表れかもしれませんね。

世界の数多くの製薬メーカーにサービスを提供している事実

世界の数多くの製薬メーカーにサービスを提供している事実
RA:
品川さんご自身のことをお伺いします。品川さんがクインタイルズ社に転職されたきっかけを教えてください。
品川:
私は、医師として、また、製薬メーカーの社員として、様々な立場・環境で医療現場に関わってきましたが、一貫して「一人でも多くの患者様に、満足していただける医療を提供すること」を大切に考えてきました。このような思いを追いかけていたら、クインタイルズに辿り付いたのです。医薬品の開発や情報提供に一番関わっている会社は、世界でしのぎを削る数多くの製薬メーカーに対し、世界各国でサービスを提供しているクインタイルズであるという事実を考えれば、必然の選択でした。
RA:
実際に、ご入社されてみてどのような点が印象的だったでしょうか。
品川:
世界各国にプロフェッショナルと呼べる人材が数多く在籍しており、これら人材の連携が国境を越えて非常に強い、という点です。各領域の権威とよばれるドクターや、著名な大学で教鞭をとる人材と、簡単にコンタクトを取り、情報を得ることができるのです。実際、私にも海外とやり取りをする場面がありますが、あたかも隣のビルで働いている仲間に連絡をとるような感覚です。患者さんや製薬メーカーをはじめとしたクライアントのニーズに対して、高いレベルで、かつスピーディーにお答えすることができる最高の環境ですね。
RA:
最後に、従業員の方に期待されることを教えてください。
品川:
当社には、MRや臨床開発モニター、臨床医など様々な役割を担う人材がいますが、クインタイルズの名刺を持っている以上、全員に「医療従事者」であるという意識とそれに相応しいふるまいを強く求めます。
私たちの行動を早めることで、その分、助かる患者さんがいるかもしれない。
私の言う「医療従事者」とは、こういった意識を持つ人材です。MRであれば、ドクターの質問に、ただ単に「調べてきます」と言って帰ってきてしまうようでは、「医療従事者」たり得ないのです。
全員が真に「医療従事者」である、そんな集団にしていきたいと考えています。

インタビューを終えて

クインタイルズ社の事業は、あまり日本では知られていないかもしれない。しかし、未来の日本の医療を創っていく上で、同社の存在は欠かせない。取材終了後、最初に浮かんだ感想である。同社の事業は多岐に渡っており、一見しただけではなかなか理解が難しいが、「患者さんのために、患者さんの手元に1日でも早く薬を届ける」という軸で、全てが一本に繋がる。非常にシンプルではあるが、ドラッグ・ラグ等の問題から、なかなか実現されてこなかったことだ。しかし、医療現場のニーズをベースにフラットに事業を展開し、グローバルで開発・マーケティングノウハウといった貴重な情報を押さえている同社ならば、この難題を解決できると感じた。「10年後、私の家族が難病を患ったとしても、すぐに画期的な薬を手に入れ、治療ができる」そんな未来を同社が実現することを期待せずにはいられない取材であった。

企業情報

クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社
世界60ヶ国以上で事業を展開する世界最大の医薬・バイオ製品総合サービス企業の日本法人として、1993年より事業を展開。現在、日本国内においては、ラボラトリー、データマネジメントセンター、研修施設などを含む9事業所および、2,300名の従業員を擁す。 グローバル共通のコンセプト「The New Health」を旗印に、クリニカル(臨床開発)、コマーシャル(営業・マーケティング)、コンサルティング、キャピタル(投資)の4つを事業の柱に据え、世界各国の拠点と連携を図りながら、総合的なソリューションを製薬メーカーをはじめとしたクライアントに提供。具体的には、医薬品業務受託機関として、製薬メーカーのあらゆるニーズや課題に対応すべく、製品開発から営業・マーケティングに至るまで、幅広い支援を行っている。
社名 クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社
本社所在地 東京都中央区勝どき
設立 1993年6月
資本金 非公開
従業員数 2,500名
事業内容 ●営業・マーケティング●臨床開発事業●コンサルティング ●投資・提携

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